bon,natu,Lyric

・7月末あたりから振り返る。グランジ風味のバンドのほうでライブがあった。お客さんは多いとは言えなかったが、ライブの出来は良かったように思った。メンバーの日程が合わず、練習時間があまり取れなかったのだが俺以外のメンバーの実力と、曲の良さと熱量でカバーした。対バン相手から褒められて嬉しかったが、もっと褒めて!って思った。笑 いや実際、そろそろ評価されてよくね?それだけの曲を書いてきたし、と思ってる。恥ずかしげも無く。いやでもマジで褒められるためにやってるよ。

しかし7月は(それ以外にも平日のイベントに出たりして)音楽関連で忙しかったというか疲れてしまった気はするな…。

 

 

・お盆前仕事が忙しかった。いま僅かなお盆休みなのだが、十中八九俺のミスが発覚しそうで休み明けが今から憂鬱過ぎて死にたくなっている。それを忘れるためドラクエ4に没頭したりしている。

 

 

・今日はポール・ウェラーを聴いていたのだが、今年の最初のほうに弾き語りライブに出て、対バンしたおっさんから(俺の事を以前から認知してくれていたようで)「君から(音楽性が似ているというわけではないけど)ポール・ウェラーを感じるんだよね~」って言われてめちゃめちゃ嬉しかったことを不意に思い出した。「最近スタイルカウンシルにめっちゃハマってます」みたいに返した記憶。

 

・プリンスのパープルレインとパレード、デラソウルのベスト、コーネリアスの69/96、ジャーニーのエスケイプをツタヤで借りた。

プリンスとデラソウルのライナーノーツを読んで、俺はこの人達をニューウェイヴとして聴いてやろうかなとか思った。

 

・俺はロックにハマりたての頃、サザンやミスチルやB'zのような当時既にベテランだったバンド達に対して「今もうとっくに00年代なのにこういう人達はオルタナを通過してない」から「クソだ」と考えていた。更新されてないから全然よくないと思っていたし、それが自分が好きな00年代ロキノン系との差だと真面目に思っていた。でも今、そういう人達を完全に愛聴しているわけではないが、ベテランはベテランなりに更新してるし、音楽で食っててこの国で第一線を走り続けている人は国内外の音楽の動向をかなりチェックしているし、でもファンの期待を引き受けるべき部分はあって…みたいなことが分かってきた。俺もそういう部分では大人になったということだろう。つーか、ベテランが変に若作りして音楽性をコロコロ変える、みたいなのもそれは違うだろ、っていう。俺のような素人の音楽趣味マンと比べるのもナンセンスではあるが、俺でも「若い頃影響を受けて、信じた音楽と生きていこう、結局これが好きだしな」みたいなところに着地しつつあり、つまり「結局これしかできねぇ」という部分と格闘していくしかない。売れまくってるベテランもきっとそういうことなんだろうし、素人が考えるより遥かに(それでも)新しい音楽とかに目配せしたりしてんだろうな。ほんと馬鹿にしてスンマセンでした。

 

・知り合いがこの間「歌詞を書くのが本当に苦痛で…」と言っていたのがずっと頭に残っており、俺が最近宅録進まないのも基本的に歌詞が書けないからだ。ま、書くぜ!って思って机にノート広げないと書けないんだけどね。木下理樹が『Flora』の時に「本当はもう、歌いたいことなんて無いんだよね」と言っていたのもよくわかる。まぁ木下さんその頃28才とかだから今の俺より全然若いけども。や、歌いたいことは無くはないんだけど、それが適当英語で作ったメロディに日本語で上手い事乗るイメージが沸かないことが多い。かといって英語詞は書けないしなるべく書かないことにしている。上手い事乗るイメージが沸く曲はすんなり出来るつーかもう出来てるんだよなそういうタイプのは。

マキシマムザホルモンの亮君が、リフとか曲の断片(パーツ)を作るのは楽しいが、最終的にそれを曲としてまとめる作業が苦痛みたいなこと言っててそれも分かる。まぁマキシマムザホルモンはいかにもパーツを繋げるみたいな作り方してるもんな。曲としてまとめる作業の中には適当英語にいかに意味の通った日本語を乗せるか、も含まれているはずだ。

だんだん自分がリスナーとしては歌詞の意味よりも音楽性に耳が行きがちになっているのはとっくに分かっていた。で、そういや先ほどの歌詞が書けない知り合いもそういうタイプのような気がして、映画とか漫画とかも好きそうな奴だからそっからインスパイアされたもの書けば?みたいなことも言ったし、実際この映画のこのシーンとか台詞が好きでそれを起点にしたいとは思ってるみたいな話もした気がする。でも、それも良し悪しなんだよな~~~俺はもういうなれば「俺が勝手に書いたキャラソン・サントラ」みたいな歌詞は書きたくないんだよな~いや逆にいまならそれすら自分の中に消化しきってるからむしろ書けばいいのか?みたいな話もした。まぁいいや…。そんな話を書く予定ではなかったのだが書いてしまったぜ…。あ、でも、もう一つ、歌いたいことは無くはないけど多くはないから複数の曲で同じセンテンスを使いまわしてしまう、みたいなのがさっき歌詞を書いているうちに起きてしまっていて、これも木下理樹現象だな…と思った。ベボベ小出も似たようなこと言ってたけどね。歌いたいことなんて何個かしかないからそれを毎回どう別の言い回しで書いてくかしかない的なことを言っていたような。

 

・創作論みたいなのは恥ずいな。

 

 

・楽しいyoutube、中身があるyoutubeを見たくない、楽しいけど疲れてしまうから…ということでさらば青春の光の「裏さらば」で飯食ってるところばかり見てしまう時はだいぶキテる。車載動画見てる時にメンタルが近い。でも、なんかみんな最近そういう話してるよね?焚き火動画見たりとか、ずっと淡々と料理してるyoutube見てる、とか。みんなこういう感じなんでしょ?中身あるエンタメって楽しいけど脳が興奮するから疲れるんだよね?元気ないんだよね?

 

 

・YARD ACT「The Trench Coat Museum」を聴いて、うわ~~~、The Raputure「House of Jealous Lovers」とかLCD Soundsystemとかみたいじゃん!(カウベル入れてるだけ???)あとはちょっと違うけど初期のFoalsとか?俺がDJならHard-Fiの後にかけちゃうぞ~~みたいな、00年代ガレージとかUKロックにエレクトロ合体させてるやつ、そっちのタイプの00年代リバイバルマジで来てるなと確信した次第。

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(知り合いにはProdigy「Smack My Bitch Up」では?みたいなこと言われたけど、それも分かる。笑)

 

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で、USエモ・ポップパンクの00年代リバイバルが来てるのは周知として、こっちもとうとう来るのか!ってかとっくに来てたよね?と思ったんですが、何か今日Bloc Partyの3rd聴き直したらART-SCHOOL『14souls』『Anesthesia』がやりたかった音像じゃん!とか思って何をいまさら?って感じですが改めてたまんねェなと思った次第です。で、ブロックパーティはUKでそのエレクトロ・ロック的な流れの一派ではありますが、ART-SCHOOL史観的な恣意的な00年代チョイスというのが恋しいな、みたいな気分も湧き上がってきてて、すなわちUSインディということなんですが。00年代、ポップパンクもダンスロックもリバイバルされてる、で、USインディは?てことなんですよ。俺は当時情報が集められなくてデスキャブとピンバックくらいしか聴いてなかったんですが、有名所だとあとはモデストマウスとかですかね。90年代引き摺り系譜というか、90年代エモやポストロックとかの系譜というか。実際ロックってあの頃が一番音の質感が好きだなとか思ったりして。近年になってAmerican Analog Setとか知ったんですがめちゃくちゃ自分が最近求めてる音だなとか思ったりね。

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