学生時代を振り返ってしまった

・高校の同級生から結婚式の招待状が来た。高校時代の同級生5人のグループラインがありそのうちの一人からで、その面子で一時期は何度も飲んでいたのだが、俺は音楽をはじめとしたカルチャーの話しか出来ないし興味もないので最初は物珍しさで集まって飲んでいたが、この飲み会全然面白くないなということに気づき、その時代は金も無くキツイ時期だったし早朝から仕事していたのもあり、早めに帰ろうとしたら本気で引き留められたりして、こんな話の盛り上がらない飲み会で引き留めるの意味わからねェ!お前らとはもう飲まないと心の中で思って、まぁその後はそのライングループ内の一人が結婚してそいつの結婚式に出た以来多分集まってない。みんな忙しくなったんだろうし、いいやこのままフェードアウトしてしまえ、と思った矢先だった。

今回結婚する新郎のヤツとは、そもそも高校時代の記憶が薄れているのと、卒業後にこうして飲み会をやったときに良い思い出がなく、ここには書かないがマジでムカついているしょーもないことをされた記憶もあり、なんでこいつに2万近くの金払って結婚式出なきゃいけんのだ?みたいになってきたが、こういうのが人生なんだろうなと思って一応出席に丸を付けた返事をポストに入れてきたが、益々ムカついてきた。

俺にとっては高校時代って暗黒期で、嫌過ぎて記憶も無いのだが、そういうところもその例のライングループの面子では共有できないし(高校を恨んでいたのは俺だけだったんだろうか)、マジでいつグループを退会してやろうかなと思っている。

 

・大学時代の友人と年一で飲んでる時はそんなことないので、何が違うんだろうね。仕事の話になるのは同じだったりするのに。やっぱり、ぼっちになりそうなところを学生時代に引っ張り出してくれた、みたいな友人達だからかな。俺は結構感謝している。そういう気持ちがあるからかな。あと大体その飲み会に来ない同期がいまどこで何してるかもわかる、情報がなんとなくあるから安心感があるのかな。高校時代に仲良かったオタク男子どもは、そのライングループに入ってる奴等以外は今どこで何やってるか全然わからない。結局、厳密には仲良しグループではなくて連絡取れるやつらが集まっただけのグループだからか。まぁ、高校グループのそのうち1人はアイドルオタクになっていて、それきっかけで東京に旅行したりして趣味の世界が広がったりしてて、そのムーブが俺に近い感じがして勝手に親近感を感じていて、こいつは俺のライブにも来てくれたことがあって唯一個人的に連絡とってる(去年にラインしただけだから連絡取ってるうちに入るかはわからんが)からこいつとの縁は続けたい。

 

 

・話は変わるが、大学時代は割と楽しかった。音楽に対する話題で盛り上がれる度合いは今の環境のほうが圧倒的に上で、音楽趣味について共有できないフラストレーションは当時あったけども、それでも話が出来た友人は何人かいたし、何しろ授業の授業の合間とかに時間があったし、そう、とにかく時間があった。サブクスは無かったがyoutubeはあったし、2chや個人ブログで収集した情報とか、タワーレコードがあって(だいぶ前に潰れたが)バイト代でかなりCDを買っていたし、雑誌を立ち読みしたりもしていた。大学時代に吸収した音楽情報は今の基礎になっている。最近20代前半のバンドマンとかと交流する機会があって、改めて思えば俺にとっての大学時代がこの子たちにとっては今ってこと?それまだまだガンガン吸収出来るじゃん!とか思ってなんかハッとした。ウザいし自意識過剰なんだが、なんかそういう子たちに説教というか、なんか聴くべきものは聞いておいた方がいいよ提言おせっかいオジサンになっていこうかな、いやもうそれしか楽しみないんスよ、とか思った。でも真面目にさ、俺が10年かかって気付いたことを20歳のバンドマンに教えることが出来れば、絶対に良いと思うんだよな。そういう中から本当に、活躍する音楽家が出てきてくれたりしたら俺が地元で音楽やってた意味ってあると思うんだよなって真面目に思っている。

 

・まぁ、周りの音楽関係の友人達には大学に行けなかったやつや辞めちゃったやつも沢山いるからアレだけど、大学に行ける奴はいっておいて損はないんじゃないかと思う。もちろん、大人になってこうしてバンド組んだりしたほうが、音楽趣味マンとしては楽しい。20代より30代のほうが余裕で楽しい。でも、大学生ってモラトリアムだからさ。朝になるまで2chまとめ読んだりする時間ってあの頃しか出来なかったりするじゃんか。苦笑。今の若い人には時間があるうちに、わけのわからない雑学とか情報とか、まぁ音楽とか映画とか、摂取しておいてほしいと思う。

あ、でもアレか?音楽趣味マンとしての俺の本当の青春って大学卒業した直後の、2010~2011年の、Twitterやりまくってた時代かもな。あれは楽しかったな。あれは俺がプー太郎だったから、大学生時代とほぼ同じ生活リズムで生きていたからなせる業だったわ。みんな初めてのTwitterに興奮していたし(2chでいえば全員コテハン状態だったし)、スヌーザーあったし(廃刊直前の時期)、毎日だれかがUstreamで配信してたし、ネットレーベルもあった。「いつ寝てるんですか?」って言われたもんな。ははは…。それをしがんで、基礎になって、今があるしその頃の人達と縁が最近になって復活したりしてるしエモだよな最近。