90年代感、半端な田舎感、ノスタルジア

休日の夕方に散歩することが多い。

ずっと地元に住んでいるので、近くの住宅街が自分がガキの頃、90年代とあまり変わってない(道路が舗装されたり家が建ったり変化はあるのだけど、大半の雰囲気が変わらない)ことにどこか絶望したり(中途半端な寂れ方がしんどいのよ)、でもこれが自分の中の日本の原風景かもしんないなと思ったり。

 

80年代はやっぱり遠い。音楽にしてもバンドブームは遠いし、その頃の日本の音楽も、海外だとマドンナやマイケルジャクソン、LAメタルプログレハードの音質、いわゆる80'sサウンドは古く感じる。90年代も今思うと古さを感じるけれど、例えば昔のめちゃイケの映像も、バックストリートボーイズあたりも(これは2000年代初頭か?)古さを感じるけれど…。でも90年代の日本って今の自分の日本の原風景みたいな感じに気付く。洋楽は当時聴いていなかったからグランジブリットポップは完全に憧憬だけど、自分が2000年代半ばの日本のギターロック・下北系に惹かれるのはこの90年代洋楽ロックの翻訳者だったから、と牽強付会気味に考えることも出来る。

90年代J-popについてはいまだに仮想敵かもしれないけど(笑)でもJ-popのイメージって90年代からそこまで印象変わってないよな。

 

 

田舎への絶望から90年代への憧憬へ完全に思考が移行してしまったが、結局自分もノスタルジアに囚われているのかと。80年代洋楽おじさんに何も言えねえなと。

更新していかなきゃいけないんだろうけどなぁー。2012年あたりから音楽観更新されてないのはいつも言ってるけど、最近若干発言が炎上した川谷絵音のおススメとか聴いたほうがいいんかな。笑

特定のジャンルとか、自分が好きだったバンドの匂いを持つ最近の音楽とかを探してそういう小さい世界で生きていくのも別に悪くないと思うんだけどそれすら出来てないっすね。