最近ミソジニーとかポリコレとか言ってるけど俺が悩んでいるのは多分マイクロ・アグレッションだわと思ったが違った

ここ数か月でポリコレの波襲来みたいな感じを勝手に受けていて、現実ではそんなこともちろん言わないからネットでは言わせてくれよ的なことが完全にダメになってきているけどそりゃあネットの世界も現実ですから当然ですよね、となりました。みなおかめちゃイケもそりゃあ終わるわなって。

 

 

戸田真琴さんのコラムはちょいちょい読んでたけど、初めてゴジラ評を読んで。(知らん奴はググれ)

戸田真琴さんほんと凄いゴジラ評だけど「本当に命を削って生きているかな?できることをさぼってはいないかな、【誰か】にとってじゃなくて、【自分】に対して恥ずかしい生き方はしていないか」と思ってる人がAV女優になってわざわざAVで処女を消失する、というのすごくいろいろ考えてしまう…。

こういう考え自体がAV女優を蔑視しているでしょって自分で思ってしまうんだけど、いや俺は本当にAV女優さんが好きだし救われてきたし職業に貴賤はないでしょって思うんですけど、ほんとう、難しいんですけどこの評判を知って戸田さんの作品を見たし。

 

話は違うけど、10代後半からずっととあるAV女優さんが好きで、映像はみたことなくてネット(携帯いじってた高校時代から)で画像だけずっと集めてて(一時期は画像のほうが興奮できました)。もう崇拝に近くなって。好きすぎて興奮しなくなるくらいで。僕が10代の頃ってモー娘。とかグラビアアイドルとかが全盛で、もちろん綺麗な有名な女優さん(普通のね)とかもいたけど、そういうものに一切ハマったことがなくて(だから大人になってから女性声優に行ってしまうんですけど…)しいて言うならAV女優なんだろうなっていう。
それである時エロビデオ屋でそのAV女優さんの復刻版ベストが出てて、これだけは持っておかないとな、俺を救ってくれた人だし、それこそ好きなバンドの廃盤のアルバムを買うみたいな感覚で、買ったんです。で、見たんですけどあまり良くなくて。キャラすげー作ってて。動画と画像じゃ違うよねっていう。
そこで僕の青春は終わりました。その女優さんの画像は未だに好きだし、動画もたまーに探して興奮したりしなかったりしますが、だいぶ幻想が覚めて。買ったDVDはパケ写が可愛いんで宝物として取っておきますけど。

ちがうちがう、こんな事が言いたいんじゃなくて、こういう場合、この女優さんにお金が行かないんですよ。売ってるレーベルにはお金入るけど。レーベルに入ればそのお金でレーベルが作品をまた作るから、っていうのはわかるんですけど、
音楽に例えれば解散後のベスト盤の売上がバンドのシンガーには行かないってことだと思うんで、引退したAV女優さんの復刻版とか編集版とか出たときに、その女優さんにお金が行くシステムにしてくれよって話でした。

最近たいして性欲無いのにAVの話するのは、というか最近のAV女優さんの名前を若干チェックするようになったのは戸田真琴さんがきっかけだし、僕は物語主義者なのでこういうパーソナルを持った戸田さんがこういうプレイをしている、というところに興奮を覚えて(覚えるようにして)います。「物語(戸田さんのパーソナル)で興奮を覚えるようにしている」というのは、戸田さんの文章やコラムはそういう戦略の一環でもあると思うし、戦略に乗っかるのが受け手として正しいでしょうという感じです。せっかくこちらに下劣な妄想が捗るような文脈を提示して頂いているわけですから…。

 

俺はどこまで身を切って性癖を晒さなければならないんだ?と気が狂ってきますが、そういうところと俺の美意識というか、女性の仕草や身体の曲線の美しさみたいなことは僕の作詞とも多少関わってくるわけで、結局死とセックスしか歌わない教信者なのでこういうことを書き残しています…

 

母親が絵画が好きでよく展覧会に連れていかれて(今は僕が連れて行ってます)幼い僕は裸婦像を見て母に「なんで裸を描くの?」と訊いたんです。母は「綺麗だからでしょう」と答えました。今も母は覚えていると思います。僕はその時よく分からなかったんですが、大学時代くらいにルノワールの解説本でルノワールの「ああ、黄金色の乳房!それがなければ私は画家にならなかった」みたいな発言(ほんとに言ったのかよ)見て「おお…」とはなりました、なりましたがァ…。ちなみにアングルはエロおやじだと思います(笑)というか、昔の画家って絶対エロ本として裸婦を描いてますよね?印象派以前は神話や聖書のいち場面を描かなければならなかったわけですが、「これは神話のあのシーンですwww」と言い訳しておっぱい描いてたと思いますし絶対見てる奴は抜いてたと思う。