2404あたり(ほぼついーとまとめ)

・UKPラジオの門田匡陽回ようやく聞いた。下北ギターロックの歴史だった。

 

 

ビレバンに行ったらフット後藤が広告塔の邦楽ロックコンピが売り出されてて流れてて、俺の世代だとイエモンラルク、上の世代だとバンドブームあたりの選曲だったのですがその中にTRICERATOPS「GOING TO THE MOON」があって流れた瞬間マジで??って言っちゃった。

 

・LIFETIMEがEmo扱いされてFace to Faceがメロコア扱いされてるの、完全にレーベルの違いだよな(前者がJade Tree、後者がファットレック)こういうの分かってきたぜ~(ジャンルとは地域やレーベルなのだということを!)と思ったが調べたらJade Treeのカタログをエピタフが買い取ったらしいのでこの説はここで終わりです。Epitaphつえぇ~。。

 

・金おろそうしてイオン行ったら閉まってた(どうやら特別に17時で閉まる日だったらしい)からそちらの方面にある普段行かないハードオフに寄ってしまい、また中古CD買ってしまった。今回の目玉はスケートパンクの謎コンピ。Blinkサムあたりだけなら買ってなかったですが、Sublimeロングビーチダブオールスターズとかも入ってたので購入。でもこの並びでウィーザーも入っちゃうんだな本国では…。

 

・すげえ怒られそうなのですが自分がポストロックに求めるものって情景や風景を想起させることなんですけど、トータスはパイオニアだからこそあんまりそんな感じしない気がする。純粋にポスプロミニマルフュージョン新しいね、みたいな音楽性を聴いてる感じ。

 

・ブルーアーカイブ、TL流行ってるけど俺はスマホゲームはしない主義なので無関心でいたが、アニメ化ということとエンディング曲がゴッチっぽいメロディだとかthe StillやGGやFTHぽいという話を聞きつけたので久々にアニメ見てみようと思い見る。

一話の2分40秒までの時点でここ20年くらいのオタクが好きな要素(青さ、ミリタリー女子、獣耳、学園都市、SF、日常、青春、シミュレーションゲーム的選択と分岐)が全部あるなと感じたし、もしかして「凪のあすから」くらい青い画面でストライクウィッチーズ×とある魔術のインデックス×ループor分岐物みたいなのやるつもりなのか?とか想像した(本当だったらわしゃーエモ死んでしまう)。が、会話パートが始まると、ボソボソ喋るクール系先輩女にツンデレ系後輩女が「え~~~!?先輩、○○なんですかぁ!?!?」みたいなノリで、このカルチャーは10年以上なにも変わってねェ!!!(怒りと悲しみとある種の安堵)と思った。

一話感想。原作やってないのでなにも分からねえ。俺は雰囲気でアニメを見ている。俺が分かるのはこれが画面青色令和セカイ系ソフトポルノだという一点のみだ。

 

・すげー優しくてお世話になってる営業さんが洋楽メロコアポップパンク直撃の人だとわかり、でも最近サムやゼブラヘッドあたりで止まってるし新作もガツンと来ないからなんか教えてくれと言われニューファウンドグローリー勧めた。やっぱこういう人いるんよな 楽しくなってきた。メロコアおじさんは社会に紛れている。あなたの周りにもいるかもしれない…。

 

・音楽活動においてもコミュニケーション強者が勝つのを見てきているので、もういいよ。もういいんだ。

 

・自分に期待しない、つまり嫉妬しない、絶望ベースで生きる。でも火だけギリギリ絶やさない。

俺はもう自分で作ったものを、「造りは粗いけど、けっこういいじゃーねーか」とか言いながら自分で聴いて自分で愛でる。バンドごっこでアートごっこ。これで満足するようにする。自分にしか価値がわからなくていいよ。

 

・ユニットでのライブは2018年のようだった。夜中にハードコア味噌ラーメン食って帰った。

NCG、あとはコーチェラ2024配信

金曜日、少し首の左側寝違えてるなーと思ったけど軽度だったから忘れてて、その日の夜は職場の飲み会でまぁ楽しかったし発見もあったり、退職者の送別会なので複雑な気持ちもあったりしたけど、なんやかんやで1時くらいに帰ってきて寝たんだけど、起きたら目茶苦茶寝違えてて、アホみたいに左肩と首が痛くて、でも頑張ってOトバックスで夏タイヤを買って交換してもらって、その間も痛みに耐えながら持ち込んだSnoozer読んで、みたいな感じ。まじでつらい。

今日は午前中保険屋との会談…会談?

まだ痛みが収まらない。

 

コーチェラ配信、金曜日はフェイウェブスター、The Beth、YOASOBI(チラ見。良い悪いじゃなくめちゃめちゃJ-POPだと思った)を見た。ラナ・デル・レイは寝ながら聴いてた感じ(でもほぼ全部聴いた)。

本日土曜日はヴァンパイアウィークエンド、Sublime、ブラーなどを見てどれも素晴らしかったのだが、一番圧倒的に良かったのはThe Drumsだった。The Drumsは2010年あたりに大好きで良く聴いてたけど、2nd以降あまり聴けてなく、あの頃消費されたようにも感じていて期待してなかったけど、あまりに素晴らしくて泣いてしまった。ビーチボーイズとジョイディヴィジョンを内包しながら、ザ・スミスの影を感じさせながら、ポップソングを歌っていくさまに感動してしまった。青春のきらめきと痛みの全てがここにあった。歌ってる人以外全員脱退しているはずだが、そのかんじがより悲しみを増幅させている気がした。こういう音楽が聴きたいからインディーロックが好きなんだよなと思わせてくれた。

VW(初期の曲)もThe Drumsも個人的にはネオアコを感じさせて、あの頃のインディーロックにはネオアコが息づいていたんだなとも思った。

チラ見したのはデフトーンズ(金)、パラスとかいう初期コールドプレイみたいな人たち、ケニア・グレースというUK新人女性シンガー(ピンクパンサレスみたいなウィスパー声ドラムンベースで、こういうのマジ流行ってるなと思った)、オービタル、The Last Dinner Party。

配信とか生放送ってなんだか苦手だな~と毎年思うけど、巻き戻すことも出来るのもあり毎年なんだかんだ見ちゃうなぁ。

 

ふぉぷ

・前のブログ記事書いたときあたりの体調不良、なんだったんだろう。今は割と元気です。睡眠削るとすぐ痰が絡んだりするけど。若くはないってことだよな。

 

・バンドではメンバー都合でライブできないけどユニットみたいなので無理やり出る。この間それの練習があった。

 

・昨日の仕事後疲れたのでむしゃくしゃしてBOOKOFFに行ってしまった。スーパーグラス(ファースト)、セラピー?、ステレオラブ、チボマットのCDを購入。

THERAPY? の2nd、ジョイディヴィジョン「Isolation」のカバーが入っていてかなり衝撃。何故なら、ART-SCHOOLにインスパイアを与えたのってこのバージョンなんじゃないの?って思ったから。わからんけども。でもどうして皆そういうことを教えてくんないの?

スーパーグラスはセカンドやサードに比べて圧倒的に曲が良い、と思った。

 

・こないだの水曜日の祝日に図書館で「渋谷系狂想曲」というナタリーの本を借りたがまだ読んでない。今日これから読みたい。

 

・今日は別の図書館でフォープレイとジョニミッチェルのCDを借り、修理に出していたギターを引き取りに行き、帰宅し今に至る。あ、また別のBOOKOFFバンプのジュピター期のPV集110円で買った。そういえばここでこの間プレデターズのライブ映像110円で買ったけどまだ観てない。

出費激しい。

まだつい

GUでブラーとニューオーダーのTシャツが発売したとTwitterで知ったので仕事後買いにいって4種すべてゲットした。とあるブラー好きのフォロワーさんが呟いてなければ気づかなかったし、それを呟いたらリアル友人が「ニューオーダーもお忘れず」とリプが来たので知った。いまだにTwitterには価値があるのかもしれん。

2023年M-1感想②

つづき。

 

7 真空ジェシカ

3年連続出場、松本人志にも今回は「笑いって距離感だと思うんですよね。今回の真空ジェシカは個人的には距離感良かったと思ったんだけどなぁ~」みたいなこと言われてて、芸風とかという意味では無くM-1での立ち位置的に「令和の笑い飯」になっている真空ジェシカ。彼らについては、2022年の決勝ネタは全然覚えていないんだけど予選の時に既に貫禄があって「やべー…こいつら一回M-1決勝でて知名度も出てきたし、優勝しちゃうんじゃないか…?」とすら思ったのですが、まぁ上手くはいかんもんですね。で、私の印象は2021年の時と近くて、面白いんだけどいつもこの人達の漫才って「一問一答」に見えてしまうんだよな、ということ。たまに聞く(漫才を評するうえで)「大喜利」ってやつですね。まぁ漫才なんて全てひとつボケたらひとつツッコむ、という一問一答なんでしょうけど、、、ってアレか。この問題と真空ジェシカの漫才が「大喜利」なのはちょっと問題違うか?いや同じか?まぁ今回は「Z画館ってどんな客層?」大喜利ってことですね。川北が何役もするからぶつ切りぶつ切りの印象になるのかなぁ?ストーリーが無い…ってわけでもないしな。ううむ。私的90点。やはり一個一個のボケの吟味感というか何度も見たくなる点では2021年、最初の年のネタのほうが好きかな。

ちなみに、今回志らく師匠が審査員をお辞めになりましたが、志らく師匠は(ランジャタイやトムブラウンへの高評価が有名ですが)真空ジェシカも2021年のとき高く評価しておりまして(以下youtubeなどでも)。

志らくの芸談「真空ジェシカ&オズワルド」 - YouTube

んで、今回、

「私が審査員をしていたら真空ジェシカには高得点をつけているから間違いなくファイナルに進めた。でも令和ロマンは松本さんと同じくらいの得点だから今度は令和ロマンがファイナルには進めなかった。つまり決勝のあの面白いネタを聞けなかったことになる。つくづく審査員って怖い仕事だ。令和ロマンにとっては私が審査員でなくてよかったし、真空ジェシカ志らくが審査員だったら優勝してたかもしれない。」とツイートしていて(本文はこちら)、面白いなと思ったし、令和ロマンくるまが優勝できたのは完全に運というのも、謙遜とか若いキャリアで獲ってしまった複雑な気持ちとかあるんだろうけど運や巡り合わせあるよなーと。

ちなみに、僕はさや香の見せ算のネタの存在は知らなかったが「からあげ」のネタは知っているのと、そもそも彼らは終盤でいつのまにかボケとツッコミが入れ替わる(ブラマヨぽくなるといえば王道風に聞こえるけども)ので王道漫才師だとは思ってなくて(何を王道とするかはムズいしここでは定義などしない)(2021年で、キュウやダイヤモンドのようなダウンビートみたいな人達が多めの大会で「ザ・M-1」みたいなネタでハネたのでその印象が強い、のはわかるが)、真空ジェシカは異端扱いされるけど平場がめちゃくちゃなのと若い人向けのワードチョイスが「新しい」だけで基本的には王道コント漫才だと思っている(コント漫才自体が王道ではない、王道とはしゃべくりだ、という意見はここでは置く。コント漫才は多くの漫才師が採用する王道パターンであるという認識をしています)。ネタ前の煽りVでも「もはや王道」と言われていたのに同意です。

 

8 ダンビラムーチョ

ニューヨークの後輩として知っていたし、2022だっけ?敗者復活で変な笛を吹き出すネタは知っていた。山梨仕事で稼いでるのも知ってる。まぁ、私はいつぞやの松本人志じゃないが「笛を持ち込むのは漫才じゃないだろ…」とか思っちゃったけど。じゃあ、すゑひろがりずはって?あれはね…。定義むずかしいよね~。

この人達は飛び道具なので、と思っていたし、歌ネタばっかりやろ?とも思ってたのでまぁこんなもんよな…。ニューヨークも、最初M-1決勝出た時ですが、ライブではウケまくっているだろう歌ネタを決勝でやったら「らしくない」みたいな空気で全然ダメだったもんね。俺もその時ニューヨークを初めて知ったくらいだから「M-1で歌ネタやったらそらそんなにハネないだろ、何でそれがわからんのや…」と思ってました。でもね、おいでやすこがだって歌ネタじゃないですかあれ?あれは準優勝しましたよ?っていう。難しい!M-1難しすぎ!

最初のボケまで長いって言われてたけど、あの長さが面白いんじゃんね!でも4分で笑いを沢山取らなきゃならないとしたら不利か…。まぁ、私が言えることはダンビラは飛び道具なんだからいいじゃん、これで名が売れてTV出て売れてくれ!こないだ見た相席食堂のロケ個人的にはダンビラが一番面白かったかも!ということと、点数がそこまでだったのは審査員があんまり「天体観測」を(細部まで)知らないからだと思う。天体観測の演奏ってマジであんなんだから。とはいえ私的88点。

 

9 くらげ

くらげは2022年の予選の時点でムチャクチャ好きだった。名前だけはニューヨークのyoutubeの「東京吉本若手ゴシップ大会」という動画で、ネタ盗作騒動みたいな話で知っていた(同期のオズワルドが擁護しており、決して盗作したわけではないとのこと)。2022年は、シンクロニシティ・ダイヤモンド・くらげが凄く好きだったがくらげだけ準々決勝で落とされてたはず。彼らはいわばシステム屋で、毎度毎度違うシステムを構築してきてて好きだ。多分2022年は上手さと言うか、漫才の流暢さみたいなところが足りなくて落とされてしまったのではないかと勝手に思っている(結局上手さって大事なんだよな)。前回は固さみたいなものがあったというか。でも今回は決勝!お笑いを好きになって日が浅いが私の目に狂いは無かった…。

で、でもね~~~ちょっと想像はしてたけどダイヤモンドパターンね…。これは一生言い続けるけど2022年のダイヤモンドはむちゃくちゃ面白かったですからね。予選でも同じネタでウケて勝ち上がってきてるし、決勝本番ではあんまウケてないけど何度見ても面白いんだよなぁ。

まぁでも、今回のくらげは予選の方が面白いネタだったような気がしたな。一本調子になってしまっているというか。場の空気にハマればすげぇハネるんだろうけどなぁ。私的90点。今後、システム屋的な所がもっと知られてほしい。

 

10 モグライダー

みんなの期待が高すぎたんじゃない?彼らはもう手の内バレてるから、そもそも、俺は予選の動画だとみんなが分かっているから厳しいんじゃないか~~とか思ってて。でも決勝まで上がってきてるの割と不思議だったんだけども。で、ここまでキャラバレしてる中でよくここまで面白くできたなぁ~~~と、俺は高評価ですよ。M-1て「その日一番面白いヤツが優勝」という大会だから、別にいいけどさ、「客のウケの量」を一番に見る(審査の最大の基準にする)んなら芸人審査員いらなくない?という意見もなんかわかる気がしてきましたよ。THE SECONDの高度な客投票システムかなり精度が高かったからアレでいい。今回のモグライダーは「ともしげがうまくいきすぎた」ということでそんなに点が上がらなかったんでしょうけど、2021とは違う味を見せつつモグライダーって感じで僕は93点つけました。

 

☆最終決戦について

私はヤーレンズと僅差ですが令和ロマン優勝で文句なしです。最初のボケ(工場の単純作業~的な)のと終盤の「吉本にはこういう人がいます」が決まり手かな。大変なことが起きたぞ…(トップバッター優勝、芸歴浅いのに優勝等)と思ったのは皆が皆思ったことなので割愛。ヤーレンズの2本目は2022年敗者復活でもかけたラーメン屋のネタを改良したもので(前述のように大好きなのでキタ!!!と思った)、でも7割くらいは同じだったと思う。何度も見たくなる最高のネタだ。令ロの2本目も昔作ったネタらしいので、結局過去にかけて通用しなかったネタでも、M-1ってのはその日の空気にバチッとハマればいい、ウケりゃ勝ちってことね。漫才って難しいですね。それこそ令ロは1本目はトップバッター用だと思って持っていった会場を温めそうなネタで、2本目は寄席用のとにかく客ウケするネタで。結局プロ審査員対策よりも客に当てたほうが勝つ。そういうことかよ!!KOCとはまた違う傾向かもね。まぁその辺はいいや…。さや香「見せ算」に関しても特に目新しい視点などございません。「選択ミス」ではなく、1年間計画していた「強い意思による実行」だったとのことで、それならば素人の我々が何も言うことなどござーせん。その攻めの姿勢にあっぱれという所でしょう。というより私としては、ブラマヨ的掛け合いの後継者として2人の掛け合いが見たいのに、新山が暴走して石井がただ困り続ける、みたいな形に見えてしまったのがマイナスだったんじゃないかなと。志らく師匠が勇退しなければ、又はさや香新山がどこかの地点で正気になって「M-1決勝で見せ算は違くね?」て思っていたら(多分さや香勝ちきったでしょ)令和ロマンの優勝は無かった。アナザーアナザーストーリーかなんかでの石井の「でも、これがさや香やし」が何ともいえず、クる。でも今ライブで見せ算とからあげでバッコバッコウケてるらしいじゃん?よかったね。

 

素人目だと、さや香1本目と令ロ2本目以外で爆発らしい爆発が無かった気がした(爆発が無かったので、M-1を研究しまくった分析屋のくるまが勝った、という解釈をしています。)けど、何となく俺がお笑いを好きになり始めたあたりの2020年M-1に近い雰囲気だったような(僅差でマジラヴが勝った年。決定打に欠けた年だった気が)。でもそういう年ほど楽しめたりもすんだよな。ありがとう芸人さんたち!あ~あと令ロくるまが来年もM-1出ます!はマジで「まだ芸歴的に挑戦者やってたかった」「(未だお笑いオタクなので)憧れている先輩やレジェンド達と同格になったとはどうしても思えない」という意識からだと思う。(スター街道をゆく霜降り明星、東京進出せず大阪で漫才に打ち込むミルクボーイと対比して)自分たちにあるのは「闘い続ける」チャンピョン像なのではないか、みたいなことをインタビューで言ってて、なるほどなと思った。がんばれ!俺の中ではずっとくるまは屋敷リスペクトのニューヨークの後輩なんだけど、もう違うんだよな。すげーよ!

2023年M-1感想

・今更なんだが、なぜ今なのか俺にもわからないが、2023年M-1の感想を思い出しながら書く。忘備録なので、目新しい視点とかは無い。予選動画の感想とかはもう流石にいろいろ見すぎて忘れた。敗者復活についてももう忘れたが、ママタルトのマイムが判読できなくてロングコートダディのほうがおもろかったように感じてしまった。エバースは予選の時点で友人からおススメされていて面白いよな。くらいかな。

んで、お恥ずかしながら今回くらいは試しに自分で採点、点数つけてみようかな(痛い)と思ったのですが途中で整合性つかなくなってやめました、がその途中の数字だけでも書き記しておきます。

1 令和ロマン

存在は(主にニューヨークの後輩として)知っていたし何ならyoutubeも見たことあったし、3回戦でのオリンピック徒競走のネタはかなり好きだった(総じて、みんな3回戦のネタのほうが好き…ってのあるな。ダウ90000なんて、準々決勝のネタ全然ダメだったけど3回戦は最高だったのだが。。。)のだがあまり期待はしていなくて、まぁこんなもんだろう、トップバッターだし優勝はしないだろうけどウケてるし十分爪痕残すだろうし良かったね~くらいに思っていたら、ですよ。2023年KOCの1番手カゲヤマ準優勝もそうですが、2023年は「トップバッターは基準点になる&客が温まってないから優勝出来ない/高得点が出ない」という定説が瓦解した年でした。私は、様子見と、令和ロマンならこの程度やるだろう/3回戦のほうが面白かっただろと思い89点にしたが、後から考えるとあまりに低すぎる。

※あと、今youtube(公式)でネタ見返したらおかみさんのくだりがしつこかったり声が被って聴き取りにくかったりして、だから低めにつけたんだなぁと思った。つーかよくこれで勝てたな?と思った(ディスではない)

 

2 シシガシラ

存在は知っていて何度かTVでネタ見たことあって、このネタも見たことあった。彼らの「名刺代わり」のネタなのでこれをかけたのだろうし、これをかけると決まっていたとのことだが、敗者復活戦での山崎まさよしネタだったら結果はまた違ったものになっていただろうなぁ…と100人中100人が思ったやつ。あのネタ、客と芸人の共犯関係みたいなのが構築されていくところが凄まじいと思う。

で、シシガシラは嫌いじゃないしマジで頑張ってほしいのだけど、今回に関しては「ポリコレやコンプラで縛られているのを逆手に取ったネタ」には逆風が吹いたと思う。というか、芸人さんはそういうネタはマジでよく考えたほうが良いと思う。敗者復活の時のニッポンの社長のネタもその路線だったが「あーあ…」って冷めちゃった。そう考えると、2022年ウエストランドは予選の時点では「ありなしクイズ」ではなく、ポリコレを逆手に取ったというかメタに捉えたネタだった記憶があり(1回戦だったかな)(河本のほうがやべーやつを演じるネタだったはず)その時は私は「すげぇじゃん!」と興奮して肯定していたのだが(だから決勝で「ありなしクイズ」だったのであれ・・・?と思ったことが、そのまま勢いで優勝したことと自分の中の温度に差があったのだが…割愛!)、結果、決勝でありなしクイズなのは流石と言うか、22年だったから良かったともいうか。もうポリコレいじりはいいんじゃね?っていう話です。んで、前置き長かったけどシシガシラの決勝ネタに関しては単純に「スチュワーデス→キャビンアテンダントとかになってるのにハゲだけは良いのかよ!」というツッコミに「確かにそうだよな…」と客が納得してしまった、笑いより納得が勝ってしまったんだろうと思いました。私的得点は83点。

シシガシラ、難しい芸風過ぎるけど新時代のハゲネタ、応援してます。

 

3 さや香

去年で既に面白いことは分かっているのですが、その期待にちゃんと応えて後半爆発。笑いが爆発するまでちょっと時間かかった?とか言われてはいたものの、ファーストラウンドトップ通過には異論なし。私的95点。ただ、外国人留学生がオッサンだったと分かってそこまで拒絶する?うわっそうなん?くらいのリアクションじゃない?というような意見をtwitterで見て、たしかにそうかもなと思ったのと、たしか松本人志が「エンゾは50歳くらいだと思ってたけどね」みたいなこと言ってたよね(うろ覚えだが)。ボケなんだけども、にしてもエグい。松本人志ならそれくらい予想してそうだな~と思うので。TV見てる人でも実際そういうオチが来ることを予測出来た人もいたんじゃないかとは思った。

 

4 カベポスター

カベポスターは2022年のM-1で初めて知って、たしかその時の準々決勝かなんかのネタを見て「ふーん」くらいの感想だったのだけど(予選動画を死ぬほど見まくると、設定がよほど捻りまくってないとコント漫才を「ああ、コント漫才か」と思ってしまう病にかかります。私は。)実際22年決勝は面白かったよな…反省…と思っておりました。んで今年のネタ、個人的にはすごく好きでした。私的92点。誰かには「友だちの面白い話を聞いているような…」みたいなこと言われてたけど、その感覚もわかるけども、漫才ってそもそもそういうものでは?ダウンタウンだって「あんなのチンピラの立ち話やん」と言われて「チンピラの立ち話で結構」と返したという話があるわけで。スピード上げて手数で勝負する傾向になりがちな(NON STYLEとかが顕著だが)M-1において、決して早くは無いテンポで雰囲気出せる今回のカベポスター、好きです。まぁでも、これも審査員の誰かが言ってたけど、盛り上げ所を作らなきゃ優勝狙えないから4分でこのテンポだと厳しいという意見もメチャわかる。でも夢くらいは見させてほしい。カベポスター、東京にはまだ来ないんだろうけど普通に売れそうだ。ラストに浜田さんが噛んだのは全く気になりませんでした。

 

5 マユリカ

なぜかラヴィットが番組当初から囲っているマユリカ。最近東京に出てきたばかりなのに、大阪時代から何故か重用しているマユリカ。今回初の決勝ということで、しかも4位か、こりゃあ売れるねぇ。

なんとなく「どっちも変なヤツ」みたいなイメージだったけど(一般的にもそんなイメージからか「キモダチ」なるキャッチフレーズをつけられたのだろう)、普通に漫才面白かったし優勝するには決め手に欠けたか、もしくは世界観とか新しさに欠けたか?とは思うけどまずは良い結果なのではないか。何か特にいうことはないな。あと、アナザーストーリー的な関連動画、舞台裏動画見ると二人ともイイ奴だったり「持っているヤツ」で(令和ロマンが優勝して舞台裏戻って来て直ぐに二人を褒め称える中谷、煽りVで「俺達が一番面白い」に選ばれる阪本など)。華がある。私的91点…にしたのだが、この辺で令和ロマンを低くつけ過ぎたと気付き破綻(これ以降も一応点数はつけている)。

 

6 ヤーレンズ

ヤーレンズは2022年の予選で、既にラーメン屋のネタをやっていて知ったが、その時は「オーソドックスなラーメン屋のコント漫才だなぁ」としか思わなかった(理由は前述)。でも敗者復活で同じネタでめちゃめちゃウケていて、俺もその時はめちゃ面白いと思って視聴者投票の3組のうち1組に入れたはず。んでそこから興味持って何個かネタを見たり、しくじり学園放送部のゲスト回を見たり、と。そもそもAマッソチャンネルでの「わかりづらい不幸話をするバー」企画で出井さんのトークも大好きだったので、どんどん注目していった。そして今回の予選、3回戦。彼女の為にバースデーケーキを買うためにケーキ屋に行くコント漫才。説明は省くが(省くと、ネタ見てない人にはさっぱりだろうが、この文章自体がM-1見てない人にはさっぱりなので、説明はやはり省く)「カルフォルニアロールの戦法じゃん」「戦法…??」「どっちかって言うと「カルフォルニアロール…?だろ」のくだりは痺れた。今大会で私が鑑賞した中では一番の衝撃だった。そしてこのネタの最後も、だ。当初普通のケーキ屋のコント漫才だったのに最終的にはラクダを引き、煙が出てるケーキ箱を持ち帰る出井さんの姿が、アラブの魔術師となって店を後にする映像が見えた。圧倒的なファンタジーにぶっとばされた。ネタを何度も見返した。見返すたびに、1つひとつのボケ&ツッコミが一ひねり加わっていてかなり吟味した上で作られていることが分かる。発見がある。これがヤーレンズの凄さだ。

そして決勝。ラーメン屋のネタやケーキ屋のネタよりは下回るなと思ったが、かなりウケていたし、審査員にも「どのボケも誰かには刺さるように出来ている」と言われていて、そうなんだよな!流石審査員!と思った。んで、僕はヤーレンズのことが好きになりながらも優勝は無理だろうなと始まる前に思っていた。なぜなら爆発が無いネタだから。序盤からバンバンウケつつ、後半で一番の笑いのピークを作る。そういう4分間の使いかたをした奴が優勝する、M-1を優勝するのは決まってそういうネタだと思っていた。でもヤーレンズはピークが無い。吟味し尽くしたボケとツッコミを大量にバンバン当てていくだけだから厳しいと思っていた。だけど違った。「ピークを作らなくても中~強パンチをとてつもない速さの連打で当てまくる」ことで押し切る、勝ちきることで優勝圏内まで行けるんだ、と知った。私的94点。

 

 

だめだ、書くのの疲れてきた。記事二つに分けます。